RC-D710

動作確認機種

TM-V71/S、TM-D710/S、TM-D700/S、TM-V708/S、TM-G707/S、TM-V7/S、TM-733/D/S、
TM-733G/GD/GS/GL/GSL/GV/GVL、TM-833/V/S、TM-255/V/D/S、TM-455/V/D/S

(TM-V71/S、TM-D710/Sの操作パネルとして使用する場合を除き、オプションのインターフェースキットPG-5Jが必要です)

  • 注: 6ピン Mini-DINのDATA端子を持ち、1200/9600bpsのデータ通信対応をしている機種での使用が可能ですが、接続する無線機はその動作を保証するものではありません。
  • また、RC-D710を上記の動作確認機種以外と接続される場合、動作の可否も含めて当社のサポート外となりますのでご了承ください。

下記は、PG-5Jを経由してRC-D710と、上記の動作確認機種のうちTM-V7/Sとを接続する場合の例です。
なお、RC-D710はTM-V71/S、TM-D710/Sの操作パネルとして使用する場合を除いて無線機の操作はできませんので、下記の様に無線機の操作部は無線機本体に必ず装着してください。

PG-5JのDATA端子の仕様は以下の通りです。

PG-5J 本体側 DATA端子(6ピン Mini-DIN メス)

※タッチ操作でスクロールして表の全体をご確認いただけます。
No.
端子名
入力/出力
機能
PKD 出力 TNCデータ出力
2Vp-p/10kΩ (9600 bps)
40mVp-p/10kΩ (1200 bps)
GND グランド
PKS 出力 データスタンバイ制御信号出力
オープンコレクタ
TX : Lレベル/RX : Hiインピーダンス
PR9 入力 TNCデータ入力(1200bps/9600bps共用)
350mVp-p~600mVp-p/10kΩ
NC 未接続
SQC 入力 スケルチ制御信号入力(5V CMOSレベル)
SQLクローズ : Lレベル
SQLオープン : Hレベル

PG-5J 本体回路図(PDF:30KB)

上記の動作確認機種以外の無線機を接続する場合、RC-D710と無線機との間で入出力レベルの調整が必要となる場合があります。接続される無線機側で入出力レベルが調整できない場合でも、メモリーコントロールプログラムMCP-2Aを使用することにより、RC-D710側での入出力レベルをさらに3dBステップで調整することが可能です。

RC-D710 入出力レベル設定方法

接続する無線機側で入出力レベルが調整ができない場合でも、メモリーコントロールプログラムMCP-2A(Ver3.00以降)を使用することにより、RC-D710側で1200bps/9600bpsの各入出力をそれぞれ個別に3dBステップで可変することができます。(RC-D710単体での設定はできません)

  • 1.RC-D710の電源をOFFします。
  • 2.RC-D710背面のCOM端子とパーソナルコンピューターの間を、PG-5Gプログラミングケーブル(シリアル通信ケーブル)で接続します。
  • 3.MCP-2Aを起動します。MCP-2AのReadボタンを クリックし、RC-D710からデータを読み込みます。
  • 4.[Edit] - [Data Terminal]で 以下の入出力レベル設定画面を開き、必要な箇所のレベルを設定します。
  • PKD PIN(1200bps):1200bps 出力レベル
  • PR9 PIN(1200bps):1200bps 入力レベル
  • PKD PIN(9600bps):9600bps 出力レベル
  • PR9 PIN(9600bps):9600bps 入力レベル
  • ※1200bpsと9600bpsとで入出力端子は共通ですが、レベルはそれぞれ個別に設定されます。(詳細は、MCP-2Aのヘルプファイルをご参照ください。)
  • 5.MCP-2AのWriteボタンをクリックし、RC-D710にDATAを書き込みます。
  • 6.RC-D710の電源をOFFし、PG-5GプログラミングケーブルをRC-D710から外します。
また、上記の動作確認機種以外の一部の無線機では、PKD/PR9に接続されるTNCデータ入出力ラインが無線機内部でDCカットされておらず、入出力レベルの調整をおこなっても正しく動作しない場合がありますのでご注意ください。