TH-F7

TH-D72
  • 144/430MHz FMデュアルバンダー

TH-F7

希望小売価格:43,800円(税抜き)
出力5W
技術基準適合証明取得機種

2波同時受信搭載のデュアルバンダーにワイドバンドレシーバーをビルトイン

2波同時受信機能はもちろんのこと、同一バンド内2波同時受信にも対応させたデュアルバンド・トランシーバーTH-F7。サブバンドへはワイドバンドレシーバーも搭載。0.1~1300MHzの広帯域にわたって(一部の周波数帯を除く)FM/AMはもちろん、SSB、CWモードの受信にも対応。また、付属のリチウムイオンバッテリーは、144MHzでは約8時間、430MHzでは約7時間の長時間運用と、5Wのハイパワー運用を可能としました。さらにアウトドアでの過酷な使用環境を考慮してJIS保護等級4防沫型やMIL810C、D、Eもクリア。ハンディトランシーバーに求められる機能と性能をW58×H87×D30mmの容積に凝縮し、操作性に対してはマルチファンクションキーがフォロー。まさしく究極と形容したくなるハンディトランシーバーです。


0.1~1300MHzの広帯域ワイドバンドレシーバー内蔵

Aバンド(メイン)にアマチュアバンド、Bバンド(サブ)に0.1~1300MHzの広帯域受信機能を搭載させました(一部の周波数帯を除く)。受信モードはFM/N-FM/W-FM/AM/SSB/CW。AM/FMラジオ放送に加えてアマチュアバンドのSSBやCBバンドなどを受信することができます。また、AM放送用のバーアンテナも内蔵。さらにSSBモード受信時に受信周波数の微調整が行えるFINE MODE(目安のステップとして33/100/500/1000Hzから選択できます)やATT機能も搭載しました。

※地上アナログテレビ放送は2011年7月に終了しました。本機は地上デジタルテレビ放送(音声)に対応しておりませんのでテレビの音声を聞くことはできません。


付属リチウムイオンバッテリーで5W運用が可能

7.4V/1800mAhのリチウムイオンバッテリーを標準装備しました。
144/430MHz帯で約5Wのハイパワー運用が可能になります。また、送信出力はHI/LOW/ELの3段階から選ぶことができます。
(DC IN時は注1参照)


呼び出しが容易な10chのメモリーチャンネル

1620kHzの高速道路情報やAM放送局など、普段頻繁にキャッチしたいチャンネルをインフォメーションチャンネルとしてメモリーしておくことが可能です(10チャンネルまで)。呼び出しはINFOキーを押すだけ。ワンタッチでメモリーチャンネルが呼び出せます。


マルチスクロールキーとテンキーの組み合せによる抜群の操作性

周波数のアップダウンは上下、バンドのアップダウンは左右。片手で操作することができる十字型のマルチスクロールキーを採用。メニュー機能なども使いやすく、テンキーとの組み合わせで更に操作性が容易になりました。


LCD表示部には、ドットマトリックス表示を採用

LCD表示部には、ドットマトリックス表示を採用、周波数やメモリーネーム、メニュー機能表示などをわかりやすく表示します。モノバンド運用時には、見易い周波数の倍角表示にも切り換えることができます。更に、夜間での運用を助けるため、バックリットキーボードも採用しました。


豊富なメモリーチャンネル機能とスキャン機能

(1)メモリーチャンネル

メモリー400、プログラムスキャン20、プライオリティースキャン2、CALLチャンネル2、インフォメーションチャンネル10の計434のメモリーチャンネルを装備。メモリーチャンネルは、周波数、運用モード、シグナリング情報などを記憶することができ、全チャンネルスプリットメモリーも可能です。また、各チャンネルには最大8文字までのメモリーネームも登録可能、メモリー呼び出し方法も、全チャンネル呼び出し、バンド内呼び出しの選択も可能です。(1チャンネル毎のメモリー消去機能も装備しています。)

(2)メモリーグループ機能

メモリーチャンネルは、400チャンネルを50チャンネル毎に8グループに分けて編集することができるメモリーグループ機能を装備。メモリーグループは、スキャン時グループ毎をリンクさせ、スキャンすることも可能です。また、グループメモリー毎に一括消去することもできます。

(3)スキャン機能

バンドスキャン、MHzスキャン、プログラムスキャン、メモリースキャン、メモリーグループスキャン、CALLスキャン、ビジュアルスキャン、プライオリティースキャンを装備。また、TONEスキャン、CTCSSスキャン、DCSスキャンも装備しており、目的に応じて操作できます。スキャン再開条件は、タイムオペレート、キャリアオペレート、シークの中から選択できます。


メモリーコントロールプログラム

このソフトウエアは、TH-F7をPCに接続して、PC上でメモリー・チャンネルやメニューなどのデータを作成、編集や管理するプログラムです。
>>ダウンロード


JIS4級防沫とMIL-STD810C、D、Eをクリア

過酷な使用条件を想定して、堅牢性、防滴性を高めました。MIL-STDでは雨・湿度・振動・衝撃の規格をクリア。ちょっとした雨にも安心なヘビーデューティー仕様となっています。


その他の主な特長・機能

  • ビジー制御(受信時はVOX送信動作を禁止する)付きVOX機能内蔵(注2)
  • 4段階の電池残量表示
  • 本体上部のLEDで充電状態を表示。DC13.8Vで充電しながら運用する場合はLCD表示部に充電中はCHARGING、充電完了時にはSTANDBYを表示させることも可能です。
  • TONE(42波)/CTCSS(42波)/DCS(104種類)/1750Hzトーンバーストを装備
  • 1200/9600bpsの外付けTNCに接続可能
  • Aバンド(メイン)とBバンド(サブ)の音量バランス調整機能(5段階)
  • VFO周波数ステップ切り換え:5/6.25/8.33/9/10/12.5/15/20/25/30/50/100kHzの中から選択可能(注3)
  • タイムアウトタイマー(TOT)機能(10分固定)
  • テンキーによる周波数/メモリーチャンネルダイレクト呼び出し
  • テンキーによるアルファヌメリック入力モード
  • メモリーシフト機能
  • チャンネル表示モード機能
  • ファンクションモード、メニューモード装備
  • シフト及びオフセット周波数設定
  • オートマチックレピータオフセット機能(430MHz帯)
  • オートマチックシンプレックスチェッカー機能
  • リバース機能
  • DTMF送信及びDTMFメモリー機能
  • ランプ常時点灯機能
  • 液晶コントラスト調整
  • キーロック機能
  • エンコーダロック解除機能
  • マイクロホンPF設定機能
  • キーBEEP音のON/OFF設定
  • ベル機能
  • OFF/0.2/0.4/0.6/0.8/1.0/2.0/3.0/4.0/5.0秒の中から選択可能なバッテリーセーブ機能(注4)
  • OFF/30/60分から選択できるAPO(オートマチックパワーオフ)機能
  • 過電圧警告表示機能装備
  • VFOリセット、MENUリセット、FULLリセットの3種類のリセット機能に対応
  • 注1 出荷状態は5Wとなっていますが、外部電源で430MHz帯ハイパワー使用時は、安全上のため本体温度が上昇すると自動的に温度プロテクションが働き、約0.5Wに切り換わります。(切り換わりまでの時間の目安は、周囲の温度により異なりますが、室温で連続送信の場合約2~5分です。)
    連続でご使用したい場合は、LOWパワー(約2W)でご使用ください。
  • 注2 SMC-32/33/34、またはEMC-1/2/3を使用してのVOX運用はできません。
  • 注3 8.33kHzAIRバンドのみ、9kHzはAM放送帯のみとなります。
  • 注4 SSB/CWモードで受信時は、バッテリーセーブ機能はOFFになります。

ご使用上の注意

  • サブバンドは、広帯域受信になっています。専用バンドに対応した受信機と比べると簡易型になっています。強電界地域では、バンド帯によってはアッテネータをONにしてのご使用をお勧めします。また、電波の受信は、アンテナが命です。より良い状態で受信するためにはバンドに合ったアンテナを工夫して取り付けると、より面白く運用できます。
  • SSB/CWフィルターは、簡易型を採用していますので場合によっては混信することが有ります。
  • 本品は、デュアルワッチに加え、広帯域受信機を対応していますので、周波数構成からクロスビート、内部ビートが多数発生します。主なクロスビートで受信できない周波数は取扱説明書に計算式を表記しています。内部ビートについては、ビートシフト機能をONにしてビートを移動できる場合もあります。
  • 外部電源で本品をご使用する場合、安全上外部電源端子電圧が、14.5V以上になりますと、自動的に約2Wに切り換わります。