無線端末とGPS技術による移動局一括集中管理で業務効率を改善
GPS位置情報管理システムLocaMotion（ロケモーション）シリーズを新発売

ケンウッドは、無線端末とGPS技術を利用し移動局の位置・動態状況などを一括管理することで業務効率の改善をサポートするGPS位置情報管理システムLocaMotion（ロケモーション）シリーズを4月上旬より発売いたします。

＊型名はシステムの総称です。構成内容につきましては文中の「システム構成」をご覧ください。

●企画背景と製品の概要

ケンウッドは創業以来、高周波技術を活かしてコミュニケーションズ（無線機器）事業を展開し、独自の技術と高度なノウハウを活かして、主力の業務用無線機器分野ではグローバルマーケットシェアNo.2のプレゼンスを持つまでに発展しました。近年では業務用無線機器の事業領域を無線端末の供給からシステムソリューションの供給へと拡大をはかる取り組みを推進しております。

このたび発売するGPS位置情報管理システムLocaMotion（ロケモーション）シリーズは、当社UHFデジタル簡易無線機（TCP-D203またはTCM-D204）とGPS技術を用い、基地局から移動局の位置・動態状況などをリアルタイムに把握できるシステムです。無線を利用したシステムのため、ランニングコストは電波利用料（400円/台）のみで簡単に導入することができます。

LocaMotion G（KGS-LM1GC）は、ゴルフコース内で稼動しているカートの番号、ホール番号、スタートしてからの経過時間、渋滞・遅延状況などをマスタールーム内のPCで一括管理できるシステムです。マスタールーム（基地局）から各ゴルフカート（移動局）への個別呼び出し、および雷発生時などの緊急時にはすべてのカートへの一斉呼び出しも可能です。

LocaMotion M（KGS-LM1MDK）は市販地図ソフトを利用し、送迎バス・葬祭業・運送業・生コン配送など広範囲での位置管理に適したシステムです。移動局の状況をリアルタイムに把握でき、状況に応じた的確な配車や人員の移動など、オペレーターの指示により効率の良い運用が可能となります。

LocaMotion B（KGS-LM1BMK）は、市販の地図ソフトには表示されない敷地・施設内や山岳地域など独自の情報をオリジナル地図として作成/利用するシステムです。大規模工場、プラント、テーマパーク、山岳警備など、特定施設内での位置管理に適しており、非常時にはオペレーターにすぐに知らせることができるほか、音声でのコミュニケーションも可能です。

●商標について

●Microsoft、Windowsは、米国Microsoft Corporationの米国およびその他の国における登録商標または商標です。●Intel、Pentiumは、米国Intel Corporationの米国およびその他の国における登録商標または商標です。