発行日:2007年4月18日
お知らせ
中国における商標権ならびに意匠権侵害に対する模倣品裁判で勝訴(一審)判決
 株式会社ケンウッド(社長:河原 春郎、本社:東京都八王子市)は、中国の北京頤暢圓高科技有限公司(以下、北京頤暢圓社)、福建冠威通信技術有限公司(以下、福建冠威社)、福清融威通信有限公司(以下、福清融威社)を相手取り、中国の北京第一中級人民法院に提訴していた無線機器における①商標権侵害および不競法違反、②著作権侵害、③意匠権侵害の計3件の訴訟において、勝訴の第一審判決が出されましたのでお知らせいたします。

  当社は、福建冠威社および福清融威社が、当社商標に酷似した「KENWEI」ブランドを使用した無線機器を販売した行為は商標権侵害および不正競争行為に当たるとして、また、同製品の取扱説明書は当社の著作権を侵害しているとして、さらに、当社製品を模倣した製品の製造販売は意匠権侵害に当たるとして、販売店北京頤暢圓社には同製品の販売中止を、製造元である福建冠威社および販売元の福清融威社(福建冠威社の販売会社)両社に対しては、模倣品の製造・販売の差し止めと損害賠償を求める訴訟を、中国の北京第一中級人民法院に提訴していました。(同時に当社は、福建冠威社が当社無線機周波数設定のソフトウエアをコピーし頒布していた行為に対し、福建省福州市中級人民法院に侵害差し止め請求の訴訟を起こしています。)

  昨年末の第一審判決において北京第一中級人民法院は、当社の請求を全面的に認め、被告3社に対し、模倣品の製造・販売の停止、雑誌・ホームページでの謝罪文の掲示、損害賠償(合計400万元、約6,000万円)の支払いを命じました。これに対して、福建冠威通信技術社は北京高等人民法院に控訴しておりますが、当社は一審判決が維持されるよう全力を尽くす所存です。

  当社は、これまでにも当社製品の贋物業者や模倣業者に対しては、摘発や訴訟などを通じ、厳正なる姿勢で臨んできましたが、今後も、消費者の保護と当社の権益を守ることを基本姿勢に、これら違法業者や模倣業者に対して、さらに強力に知的財産権などの侵害排除に向けた取り組みを全世界で推し進めてまいります。
ケンウッドは、「Mobile & Home Multimedia System」の分野で、カーエレクトロニクス、コミュニケーションズ、ホームエレクトロニクスの3事業を展開しています。そして、国内11社、海外22社の関連会社とともに、「新鮮な驚きや感動で人々に幸せな気持ちを創ろう。」というビジョンの実現をめざします。

本件に関するお問い合わせ
株式会社ケンウッド CR統括部 広報・IR室 久保田
TEL: 042(646)6724 FAX: 042(646)1440 E-mail: pr.qa@kenwood.co.jp

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