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国内主要4拠点すべてにおいて「廃棄物ゼロエミッション」を達成
〜「2010年度廃棄物最終処分量、1997年度比99.8%以上削減」をめざします〜 |
株式会社ケンウッド(社長:河原春郎、本社:東京都八王子市)は、当社グループすべての国内主要拠点(本社、1事業所、2工場)*1で、2006年7月〜9月の期間において、「廃棄物ゼロエミッション*2」を達成しましたのでお知らせいたします。
当社グループは、これまで長野工場(株式会社長野ケンウッド)で、2002年8月に「廃棄物ゼロエミッション」を達成して以来、この長野工場での成果をベストプラクティスとして、生産拠点のみならず本社や開発拠点なども含めた全社的な取り組みとして展開してきました。さらに、事業系一般廃棄物も対象とすることでその基準を高め、2006年7月〜9月の間で、国内主要拠点すべてにおいて「廃棄物ゼロエミッション」を達成することができました。一般的に生産工場での取り組みが多い中、本社拠点、開発・設計拠点などのオフイス拠点での同時達成となります。 |
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2006年7月 |
2006年8月 |
2006年9月 |
2006年7月〜9月 |
リサイクル率(%) |
99.68% |
99.73% |
99.79% |
99.73% |
当社は、環境への負荷を減らし、「地球環境との共存」に寄与することを企業方針とするなど、環境経営を標榜して、環境負荷低減型のグリーン製品作りと事業活動における環境保全活動(省エネ、廃棄物削減、事務用紙削減)を環境活動の両輪として取り組んできました。その一環として、国内外の主要8拠点において国際環境規格「ISO14001」の認証を取得しています。
1997年からは、廃棄物を抑制(Reduce)・再使用(Reuse)・リサイクル(Recycle)する3R*3活動によって、焼却や埋立て最終処分される廃棄物の量を限りなく「ゼロ」に近づける廃棄物削減活動を、全社を挙げて展開してきました。これにより1997年度に最終処分した廃棄物の量は国内主要拠点全体で1,144トン/年、リサイクル率41.5%でしたが、2005年度には廃棄物の量が2.1トン/年、リサイクル率が99.7%と、大幅に改善することができました。
今後も1997年に設定した「2010年度廃棄物最終処分量、1997年度比99.8%以上削減」を目指し、資源循環型社会の構築に貢献していきます。 |
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「廃棄物ゼロエミッション」への主な取り組み |
(1) |
Reduce(発生抑制・減量化) |
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廃棄物の発生抑制への取り組み |
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品質改善による不良・不要品の削減 |
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プリント基板等の効率的材料取り設計 |
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生産革新によるリードタイムの短縮(製品在庫削減) |
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(2) |
Reuse(再使用・再利用) |
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購入資材入れ容器(段ボール箱)を通い箱化して繰り返し使用 |
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(3) |
Recycle(再資源化) |
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分別細分化によるリサイクルの展開 |
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試作品等の分解分別を徹底し、有価物業者に売却しリサイクル化 |
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廃棄物処理業者から再生事業者(リサイクル・有価)への切換え |
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(4) |
その他の取り組み |
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推進委員による分別の徹底活動 |
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廃棄物適正処理の厳正管理 |
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*1. |
国内拠点:八王子本社、横浜事業所、株式会社長野ケンウッド、株式会社山形ケンウッドを示す。 |
*2. |
ゼロエミッション:1994年国連大学によって提唱された構想で、「地球の限りある資源の完全かつ効率的利用と、自然環境に人類が与える影響を最小化すること」が元々の定義です。ケンウッドでは、「国内拠点から排出される産業廃棄物と事業系一般廃棄物について、焼却や埋立て処分される廃棄物を限りなくゼロにする(リサイクル率99.5%以上)」を「廃棄物ゼロエミッション」と定義しています。 |
*3. |
3R:Reduce(発生抑制) Reuse(再使用・再利用) Recycle(再資源化) |
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ケンウッドは、「Mobile & Home Multimedia System」の分野で、カーエレクトロニクス、コミュニケーションズ、ホームエレクトロニクスの3事業を展開しています。そして、国内11社、海外22社の関連会社とともに、「新鮮な驚きや感動で人々に幸せな気持ちを創ろう。」というビジョンの実現をめざします。 |