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ニュースリリース

<新製品案内>


カーオーディオレシーバー世界初※、
自然な立体音場空間を演出するテクノロジー「WOW」搭載!
1DINで2DIN並みのパネル面積を実現した
高音質CDレシーバー「FXシリーズ」を発売
HDDナビゲーション「HDX−700」との組み合わせで
オーディオ、ナビ、TVをタッチパネルでコントロール可能


株式会社 ケンウッド(社長: 河原 春郎 本社: 東京都八王子市)は主力のモバイル事業において、カーオーディオレシーバー世界初の3Dサラウンドテクノロジー「WOW」を搭載した高音質CDレシーバー2機種を3月中旬より順次発売いたします。

★製品の概要
トップモデルの「FX−9000」は、パソコンユーザーに好評のMP3/WMA再生に対応(日本語表示)しており、さらに3Dサラウンドテクノロジー「WOW」をカーオーディオ・レシーバーでは世界で初めて搭載したことにより、通常の音楽CDはもちろん、MP3/WMAの圧縮音楽でも、自然な立体感や豊かな低音などのリアルなサウンドを実現しました。

「FX−5000」ではMP3に対応(英数・カナ表示)させ、コストパフォーマンスを高めました。2モデルとも弊社HDDインダッシュカーナビゲーション「HDX−700」によるタッチパネルでのコントロールが可能です。

さらに2モデルともセパレートPowerIC×MOS 50W×4ハイパワーアンプ、N.I.IサーキットやマルチタスクLSItypeQ、高性能コンデンサーなどこれまで積み重ねてきた高音質設計の数々を搭載しこれまで以上にピュアサウンドに磨きをかけました。

新しく採用したダブルフェイスパネルは、表示パネルとキー操作パネルを独立させてスライドする新発想の電動スライドパネルです。これにより1DINサイズでありながら2DINのような視覚的演出を実現しました。表示パネルの面積が拡がることで、イルミネーションやテキスト表示が見やすくなり、操作パネルの操作性も向上しました。また、弊社HDDインダッシュカーナビゲーション「HDX−700」と組み合わせれば、モニターとダブルフェイスパネルで高さ約230mmという圧倒的なビジュアル空間をコンソールに生み出します。

個性あふれる新しいCDレシーバー、「FX−9000」・「FX−5000」の誕生です。


品名 型番 希望小売価格 発売時期 当初月産台数
MP3/WMA対応CDレシーバー FX−9000 63,000円 3月中旬 3,000台
MP3対応CDレシーバー FX−5000 45,000円 3月中旬 3,000台


FX−9000
FX−9000
FX−5000
FX−5000


★市場背景

カーオーディオのヘッドユニット市場は、年々規模が縮小していますが、近年CD−R/RWドライブ標準搭載のパソコンの普及によって、CDレシーバーのニーズが高まっており、唯一CDレシーバーのみが毎年出荷を伸ばしています。業界出荷台数を見ると2001年度に約53万台、2002年度には約57万台と堅調な伸びを示し、2003年度は60万台以上の出荷が見込まれています。

また、現在のカーエレクトロニクス市販市場はカーナビゲーションが中心となっており、特にオーディオ機能やDVDビデオ再生機能などの複合機能を有したカーナビゲーションが受け入れられています。このようにお客様のニーズは、カーナビゲーションを核とした志向に変化しつつあり、弊社はこのような状況を踏まえて1DINオーディオ市場活性化のために新しい提案のできるCDレシーバーの開発をすすめてまいりました。そしてこのたび「新鮮な驚きと感動で人々に幸せな気持ちをつくろう」という弊社ビジョンを基本思想とした新しい商品を企画、製品化いたしました。


★製品の主な特長

「FX-9000」:MP3/WMA対応CDレシーバー
  1. LX-BUS対応でHDDナビ「HDX-700」と接続可能(両機種)

    「LX-BUS」接続により、弊社タッチパネル1DINインダッシュHDDカーナビゲーション「HDX-700」との接続が可能です。ナビのモニター上で簡単なオーディオ動作の表示と、オーディオ操作がタッチパネルで連動して行なえ、タッチパネルAVシステムが2DINインダッシュで完成します。

  2. MP3/WMA(Windows Media Audio)再生機能(FX-9000)

    MP3とWMA(Windows Media Audio 48kbps〜192kbps対応)の再生機能を搭載します。MP3とWMAファイルが混在するCD−R/RWディスクの再生にも対応します。大容量RAMも搭載し、ファイル/フォルダのクイックサーチを実現し、連続したMP3/WMAの曲間ブランクもほとんどなくスムーズに再生できます。MP3−ID3タグ(Ver.1.x)とWMAタグの表示に対応します。それぞれ半角英数・カナはもちろん、日本語全角表示(漢字・ひらがな・カタカナ・英数字)も表示でき、文字数は半角30文字、全角15文字まで対応します。

    著作権保護されているWMA形式の音楽ファイルは、FX-9000では再生できません。
    Windows Media 9シリーズの新規コーデック(VBR、Professional、Lossless、voice)には対応していません。また、新規のビットレートや新規のサンプリング周波数にも対応していません。
    ID3タグVer.2.0には対応しておりません。
    Microsoft、Windows、Windows Mediaは米国マイクロソフトコーポレーションの米国およびその他の国における登録商標または商標です。

  3. 自然な立体音場感が得られる3Dサラウンド「WOW」(FX-9000)

    カーオーディオ・レシーバーとして世界で初めて3Dサラウンド「WOW」を搭載しました。SRS社が開発した「WOW」は、「SRS」「TruBass」「FOCUS」の3つのサウンドテクノロジーを融合した画期的な3Dサラウンド技術です。リスニングルームで聞いているような「自然な立体音場感」、「豊かな低音」、そして「輪郭のはっきりとしたクリアなサウンド」を得ることができます。また、MP3やWMAの圧縮音楽についても同様の効果が得られます。

    米国SRS社Labs,Inc. https://www.srslabs.jp/

    SRS:基幹技術である立体音響技術
    SRSは、「人間が音の方向性を判断するのに必要な周波数変化」という頭部伝達関数=HRTF(Head Related Transfer Function)理論に基づいて補正する3Dサラウンド再生技術です。スピーカー前方であればどこでも立体的で最適な音を聴くことができ、長時間聴いていても不快感を与えない自然な音場を提供します。
    TruBass:パイプオルガンの低音再生技法を応用した重低音を無理なく再生させる技術TruBassは、原音に含まれる信号を利用して差成分を創り出し、その差成分で脳に低音を感知させる技術です。スピーカーから重低音は出てなくても、スピーカーで再生ができる周波数帯域の高調波を活用して、その周波数の差である重低音を聴覚の非直線性を利用して脳に聴かせることができます。
    FOCUS:音像を縦方向に移動させ音の輪郭を明確にする技術
    FOCUSは、頭部伝達関数(HRTF)の理論を用いて音像を縦方向(上方向)に動かす技術です。FOCUSにより、スピーカーがフロントドア下部にあっても、目の前から音が広がるように聴こえます。WOWでは、SRSと同時に使用されるので、フロントドア下部の2スピーカーのみでも車内全体が自然な立体音場で包まれた感じとなります。

    カーオーディオ用レシーバーとして、FX-9000に世界で初めて搭載しました(2003年2月17日現在、ケンウッド調べ)。

  4. ダブルフェイスパネル(両機種)

    表示パネルと操作パネルを独立させて、操作パネルをスライドダウンする新発想のスライドパネルです。表示サイズを拡大して表現力をアップし、操作ボタンも大きく操作しやすい配置にレイアウトして操作性を向上させました。そして、1DINでありながら2DIN並のパネル面積をもつことで視覚的にも演出しています。また、パワー/アクセサリーオフ時に自動的に閉じてブラックパネルになり、盗難予防にも役立ちます。

  5. ネット・ディスプレイ・セレクター(FX-9000)

    初期設定の動画や静止画に加え、インターネットの専用ウェブサイトから動画や静止画をダウンロードし、CD−R/RWディスクを介して本機にメモリーできる機能です。オプションを必要としないため、手軽に表示をカスタマイズでき、ドライブの楽しみが一層広がります。

  6. デュアルセキュリティ機能(両機種)

    車から離れる際に、ブラックパネル部分を外して持ち出せば、クルマにカーオーディオがないように見え、盗難を予防する効果を発揮します。また、暗証番号を入力しなければ、電源が作動しないセキュリティコードも装備します。

<FX-5000>:MP3対応CDレシーバー
  1. MP3再生(英数カナ表示)対応(FX-5000)

    PCユーザーに人気の高いMP3再生機能を搭載します。「タイトル」「アーティスト」「アルバム名」を表示可能なMP3−ID3タグ(Ver.1.x)に対応します。半角英数・カナの表示ができ、文字数は半角30文字まで対応します。

    FX-5000は、WMA再生に未対応です。FX-5000は、全角カナや漢字の表示は未対応です。ID3タグVer.2.0には対応しておりません。


★主な定格

「FX-9000」
【CD部】
  • 周波数特性:10Hz〜20kHz(±1dB)
  • S/N比:105dB(1kHz)
  • ダイナミックレンジ:93dB
  • ステレオセパレーション:95dB
  • MP3デコーダー:MPEG-1.0/2.0/2.5Audio Layer-3準拠
  • WMAデコーダー:Windows MediaTM Audio8準拠

【FM部】

  • 受信周波数範囲:76.0MHz〜90.0MHz(100kHzステップ)
  • 実用感度:9.3dBf(0.8μV/75Ω)
  • 周波数特性:30Hz〜15kHz(±3.0dB)
  • ステレオセパレーション:40dB(1kHz)

【AM部】

  • 受信周波数範囲:522kHz〜1629kHz(9kHzステップ)
  • 感度:28dBμ

【オーディオ部】

  • 最大出力:50W×4
  • 定格出力:30W×4(4Ω、1kHz、10%THD)
  • プリアウトレベル:2.0V(CD/10kΩ)

【共通部】

  • 電源電圧:14.4V(11〜16V)
  • 最大消費電流:10A
  • 埋込寸法:178W×50H×165Dmm
  • 質量:1.7kg



★主な定格

「FX-5000」
【CD部】
  • 周波数特性:10Hz〜20kHz(±1dB)
  • S/N比:105dB(1kHz)
  • ダイナミックレンジ:93dB
  • ステレオセパレーション:95dB
  • MP3デコーダー:MPEG-1.0/2.0/2.5Audio Layer-3準拠

【FM部】

  • 受信周波数範囲:76.0MHz〜90.0MHz(100kHzステップ)
  • 実用感度:9.3dBf(0.8μV/75Ω)
  • 周波数特性:30Hz〜15kHz(±3.0dB)
  • ステレオセパレーション:40dB(1kHz)

【AM部】

  • 受信周波数範囲:522kHz〜1629kHz(9kHzステップ)
  • 感度:28dBμ

【オーディオ部】

  • 最大出力:50W×4
  • 定格出力:30W×4(4Ω、1kHz、10%THD)
  • プリアウトレベル:2.0V(CD/10kΩ)

【共通部】

  • 電源電圧:14.4V(11〜16V)
  • 最大消費電流:10A
  • 埋込寸法:178W×50H×165Dmm
  • 質量:1.7kg


本件に関するお問い合わせ先

お客様窓口: ケンウッドカスタマーサポートセンター (東京) TEL:03(3477)2801
ケンウッドカスタマーサポートセンター (大阪) TEL:06(6394)8085
報道・出版窓口: 経営戦略統括部 広報宣伝室
笠原、久保田
TEL:0426(46)6733
FAX:0426(46)6729
報道・出版関係の方専用アドレス E-mail: pr.qa@pr.kenwood.co.jp

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Updated 2003/02/17 (C) 2001 KENWOOD Corporation