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ニュースリリース
<新製品案内>
モービル、固定局両用のデュアルバンダー機
データ通信機能内蔵の高級機と、
音声重視の普及機2機種を発売!!
株式会社ケンウッド(社長:酒井田 格、本社:東京都渋谷区)は、新しい時代のアマチュア無線機として、データ通信とGPSに着目したTNC*1を内蔵、モービル局、固定局どちらでも使用できる144/430MHz帯FM デュアルバンダー「TM-D700」と「TM-D700S」を2月下旬より、音声通信を重視した、高機能・高操作性144/430MHz帯 FMデュアルカートランシーバー「TM-V708」と「TM-V708S」を近日発売いたします。
*1:TNC=TERMINAL NODE CONTROLLER |
品名 |
型番 |
税別標準価格 |
発売時期 |
当初月産台数 |
144/430MHz帯 FM デュアルバンダー |
TM-D700 |
84,800円 |
2月中旬 |
1,000台 |
TM-D700S |
96,800円 |
2月中旬 |
500台 |
GPSレシーバー |
TGP-10 |
39,800円 |
2月中旬 |
800台 |
144/430MHz帯 FM デュアルバンダー |
TM-V708 |
62,800円 |
近日発売 |
1,500台 |
TM-V708S |
74,800円 |
近日発売 |
1,000台 |
TM-D700 |
★製品の企画背景及び概要
ケンウッドは、新しい時代のアマチュア無線機の一つの方向性として、無線機のGPSとの融合と、画像をはじめとした各種データ通信に着目、1998年12月にTNC内蔵型ハンディートランシーバー「TH-D7」を発売致しました。おかげさまで各方面から大きな反響を頂き、アマチュア無線機の新しい楽しみ方として、多くの方から支持をいただいております。
このたび発売いたします「TM-D700/TM-D700S」は、それに続く位置づけの製品として、データ通信機能をさらに充実させたモービル/固定局用のトランシーバーとして開発致しました。
GPSレシーバー及びパーソナルコンピュータを直接接続できるD-SUB 9PIN端子を装備、TH-D7で好評のナビトラプログラムを内蔵しておりますので、GPS受信機「TGP-10」を接続するだけで手軽にナビトラとして運用できる画期的な製品です。パーソナルコンピュータを直接接続した場合、電子地図上に位置データをプロットすることも可能。画像通信においてはVC-H1(既発売)と組み合わせる事により、高速モード(FAST FM)での運用を可能にしています。また、音声とデータ用周波数の同時待ち受けを可能とする、同一バンド2波同時受信機能も搭載、データ通信、音声通信に対するあらゆるニーズに幅広くお応えします。
また、従来通り音声通話を中心とした通信用のベーシックモデルとして、「TM-V708/TM-V708S」を用意、「TM-D700/TM-D700S」と共通の特長として、大型ドットマトリックスLCD、マルチファンクションキー表示を採用し、操作性を高めるなど、高機能、高性能の製品として仕上げました。 |
★製品の主な特長
- データ通信機能搭載による、高い汎用性
(TM-D700/TM-D700S)
- TH-D7で好評のナビトラ機能搭載
GPSの入力端子にGPSレシーバー「TGP-10」を直接接続すれば、自動的に自局の位置情報の送信が可能になります。クルマで移動する自局の現在位置を他局に知らせたいとき、あるいは基地局に居ながらにして他局の現在地を知りたいときに威力を発揮。また、あらかじめ地図上で緯度、経度を割り出し、手動で入力(5ポイントまで入力可能)すれば、TM-D700単体でナビトラ運用を行なう事ができます。自局コールサイン、自局アイコン、メッセージ情報とともに送・受信することも可能。緯度・経度はグリット・スクウェア・ロケータでの表示も可能にしています。
- PC接続によるナビトラ(パソコンナビトラ)運用が可能
TM-D700に内蔵されたTNCをパソコンからコントロールすることで、パソコンナビトラとしての運用を可能にしました。自局の位置と相手局の位置をパソコンの電子地図上にプロットすることが可能、パソコンのキーボードからメッセージを容易にインプットすることもできます。
- DXクラスターの受信が可能
DX局のコールサイン、運用周波数、時間、最大30文字のメッセージを受信、LCDに表示します。最大10個のデータメモリーが可能。
- パソコン接続により、情報を文字だけでやりとりする
パケット通信に対応
お手持ちのパソコンを接続するだけでパケット通信に手軽に対応。新しく、メッセージボード、ディジピーター機能、KISSモードに対応しています。パケット通信は、データスピード1200/9600bpsで運用できます。
- ビジュアルコミュニケーター「VC-H1」との
組み合わせにより画像転送も可能
これまで音声通信が主であったアマチュア無線に新しい楽しみを広げたビジュアルコミュニケーター「VC-H1」(既発売)と、TM-D700/TM-D700Sとを組み合わせることによって、画像伝送(FAST FM〈14秒モード〉/ロボット36)を楽しむことができます。
- 「トランシーバー」としての充実した基本機能
- 144MHzと430MHzの2波同時受信機能搭載
(データ受信はTM-D700/TM-D700Sのみ)
音声とデータ用周波数の同時待ち受けに対応。更に同一バンド2波同時受信機能を有し、データ通信トランシーバーとして、音声周波数とデータ用周波数を別々に設定し、運用が可能。
- 大型LCDディスプレイとマルチファンクションキー表示で高操作性を実現(両シリーズ共通)
188×54ドットの大型ドットマトリックスLCDを採用、豊富な情報を見やすく表示します。また、マルチファンクションキー表示機能により、操作に必要なファンクションキーのみを表示することで操作性を向上させています。
- 各種接続端子装備の本体と、セパレートタイプ
操作パネル(端子はTM-D700/TM-D700Sのみ)
パーソナルコンピューターが接続できる D-SUB 9P端子を装備、パソコンナビトラ運用、パケット通信などが手軽に行えます。また、GPS受信機接続端子を装備していますので、オプションのGPSレシーバー「TGP-10」が直接接続できます。操作パネルはセパレートタイプとし、簡単に脱着可能なパネルブラケットと3mのパネルケーブルを付属しています。
- DCS(デジタルコードスケルチ)を搭載(両シリーズ共通)
104種類の中から任意のコードを選択し、コードが一致した相手のみの音声/データを受信する事ができます。
- その他の機能(両シリーズ共通)
- デュアルバンド運用/シングルバンド運用の設定が可能。
- 同一バンド2波同時受信機能(V×V/U×U)の運用が可能。
- AIP(Advanced Intercept Point)機能を144MHzに搭載
- 豊富な200チャンネルのメモリーを搭載。(10個のバンクに分割し、スキャンが可能)
- 全てのメモリーチャンネルにネームを付ける事ができるメモリーネーム機能。
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★主な定格
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一般仕様 |
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TM-D700 |
TM-D700S |
TM-V708 |
TM-V708S |
周波数範囲 |
144MHz帯 |
TX:144〜146 RX:144〜146、430〜440 |
TX:144〜146 RX:144〜146、430〜440 |
430MHz帯 |
TX:430〜440 RX:430〜440、144〜146 |
TX:430〜440 RX:430〜440、144〜146 |
電波形式 |
F1,F2,F3 |
F1,F2,F3 |
アンテナインピーダンス |
50Ω |
50Ω |
電源電圧範囲 |
DC13.8V±15% |
DC13.8V±15% |
使用温度範囲 |
-20℃〜+60℃ |
-20℃〜+60℃ |
外形寸法 (突起物 含まず) |
パネル |
140.0W×60.0H×33.3Dmm |
140.0W×60.0H×33.3Dmm |
本体 |
140.0W×40.0H×195.0Dmm |
140.0W×40.0H×195.0Dmm |
受信部 |
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TM-D700 |
TM-D700S |
TM-V708 |
TM-V708S |
受信方式 |
ダブルスーパーヘテロダイン |
ダブルスーパーヘテロダイン |
中間周波数 |
144MHz帯 |
第1IF 38.85MHz、 第2IF 450kHz |
第1IF 38.85MHz、 第2IF 450kHz |
430MHz帯 |
第1IF 45.05MHz、 第2IF 455kHz |
第1IF 45.05MHz、 第2IF 455kHz |
受信感度 |
144MHz帯 |
メインバンド −16dBμ以下 |
メインバンド −16dBμ以下 |
430MHz帯 |
メインバンド −16dBμ以下 |
メインバンド −16dBμ以下 |
低周波出力 |
2W以上(8Ω負荷10%歪時) |
2W以上(8Ω負荷10%歪時) |
送信部 |
|
TM-D700 |
TM-D700S |
TM-V708 |
TM-V708S |
送信出力 |
144MHz帯 |
HI:20W MID:約10W LO:約2W |
HI:50W MID:約10W LO:約5W |
HI:20W MID:約10W LO:約2W |
HI:50W MID:約10W LO:約5W |
430MHz帯 |
HI:20W MID:約10W LO:約2W |
HI:35W MID:約10W LO:約5W |
HI:20W MID:約10W LO:約2W |
HI:35W MID:約10W LO:約5W |
変調方式 |
リアクタンス変調 |
リアクタンス変調 |
最大周波数偏移 |
±5kHz |
±5kHz |
マイクインピーダンス |
600Ω |
600Ω |
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★オプション
- GPSレシーバー(TM-D700シリーズ用) 「TGP-10」 39,800円、新発売
- 延長ケーブル 「PG-4X」 8,000円、新発売
- ビジュアルコミュニケーター 「VC−H1」 69,800円、既発売
- マイクロホンアダプター 「MJ-88」 2,500円、既発売
- DTMFつきマイクロホン 「MC-53DM」 9,800円、既発売
- 外部スピーカー 「SP-50B」 4,000円、既発売
- DC電源コード 「PG-2N」 900円、既発売
- 音声合成ユニット 「VS-3」 3,800円、既発売
※価格はいずれも税別標準価格です。
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Updated 2000/02/07 (C) 2001 KENWOOD Corporation