ニュースリリース

地域振興無線/一般業務無線対応
GPS車両管理システムを発売！
GPS AVM市場に本格参入

株式会社ケンウッド（社長：酒井田 格：東京都渋谷区）は、地域振興無線、一般業務用無線に対応したGPS車両管理システムを1月下旬より発売、GPS AVM市場に本格参入いたします。 ※AVM（Automatic Vehicle Monitoring System）の略

品名	型番	税別標準価格	発売時期
GPS車両管理システム	KGP-1000S	オープンプライス	1月下旬

※「KGP-1000S」はシステムの総称です。構成内容につきましては文中の「システム構成」をご覧下さい。

KGP-1000S （基地局システム：パソコンは市販品）

★企画背景及び製品の概要 　運輸業、配達業、サービス業など、事務所と複数の車両間での連絡を図る必要がある業務の場合、携帯電話や無線を使って配車指示等の業務連絡を行う形が一般的です。しかし、複数の車両を事務所で一括管理するためには、位置情報、車両状態を事務所から車両あてにいちいち問い合わせなければ把握できないため、効率化の妨げとなっていました。 　この度当社が開発したAVMシステムは、GPS技術を用い、車両側の位置情報、配車、休憩などの車両状態情報を自動的に無線機で事務所に送信、事務所ではいちいち車両に問い合わせなくても全車両の情報をパソコンのモニターでリアルタイムに一括して管理することができる画期的なシステムです。 　本製品は運送業、サービス業など様々な業種での使用を考慮、汎用性に富んだシステムとなっております。 ★AVMシステム導入のメリット 本AVMシステムの導入により、下記の通り効率向上をはじめとしたさまざまなメリットが期待できます。 無線通話圏内にいる全車両の位置、状態が事務所にいながらにしてリアルタイムに把握できるため、効率の良い配車が可能。同時にお客様の満足度向上も図れます。 その時に一番近い車が配車される事により、タイムロスを減らすことが可能。また、燃料費の削減にも貢献。 車両データ送受信のインターフェースに無線機を用いる事で通話コスト削減が可能。 車両側からは煩雑な音声通話を殆ど行なわず、コントロールボックスの状態ボタンを押すだけで、運行状況の詳細を事務所に送信。車両状態を事務所に連絡する事ができます。 足元など目立たない所に取り付けた緊急ボタンを押す事によって、緊急時にはワンタッチで緊急状態を事務所に知らせる事が可能。事務所では緊急車両の位置がわかるため、即座に対応が可能です。 音声通話を行わなくとも車両状態の詳細が一目でわかるため、事務所側の業務負担が軽減。 車両毎の運行軌跡が一目瞭然であるため、管理者は移動車両の軌跡を参考に効率の良い運行計画を立てる事が可能。 なお、当社が開発いたしました本システムは、一般業務用無線/地域振興陸上移動通信システムに対応しております。 ★KGP-1000S システム構成 ※地域振興移動通信システムを用いた場合のシステム構成。地域振興移動通信システムの場合、移動局/基地局間の通信は、全て中継局を介して行われます。また、一般業務用無線機の場合、無線機はTCM-114FT/214FTとなります。 ★地域振興陸上移動通信システム 構成品 （システム構成品は全てオープンプライスです。） 移動局 　 基地局 　 車載無線機 TK-840 無線機 TK-840 GPSレシーバー KGP-1A 安定化電源 KPS-1A コントロールボックス KCH-9 GPSモデム KGP-1B インターフェースケーブル KCT-20 インターフェースケーブル KCT-20 車載型無線アンテナ 　 業務用GPS無線局ソフトウエア KGS-2 緊急スイッチ（オプション） 　 基地局用アンテナ 　 　 　 基地局用パソコン 　 ※当システムの標準地図ソフトは、インクリメントP社 Map DK IIIを使用しています。 ★一般業務用無線機 構成品 （システム構成品は全てオープンプライスです。） 移動局 　 基地局 　 車載無線機 TCM-114FT/ 214FT 無線機 TCM-114FT/ 214FT 　 TCM-204FT2/ 5/10 　 TCM-204FT2/ 5/10 GPSレシーバー KGP-1A ベースステーション KBS-1 コントロールボックス KCH-9 GPSモデム KGP-1B インターフェースケーブル KCT-21 インターフェースケーブル KCT-21 録音再生ユニット （オプション） UT-6A 業務用GPS無線局 ソフトウエア KGS-2 車載型無線アンテナ 　 基地局用アンテナ 　 緊急スイッチ（オプション） 　 基地局用パソコン 　 ※当システムの標準地図ソフトは、インクリメントP社 Map DK IIIを使用しています。 ★システムおよび基地局ソフトウエアKGS-2の主な特長 データ収集対象全車両の位置を表示 データ収集されている全車両の位置、車両状態、進行方向を地図画面上に表示いたします。また、特定の車両の自動追尾をしたい場合、地図上にもう一つ別のウィンドウで地図を表示し、特定の車両のみをスクロールして自動追尾をする事が出来ます。 一目でわかる、色分けされた車両状態表示 地図画面上での車両アイコンは、走行中、停止中、データ収集圏外状態、緊急状態の4種類を表示する事ができます。車両状態は、状態に応じて7色にて表示いたします。色の設定は変更可能です。なお、車両状態名の設定画面で状態名を変更する事ができます。 ID順車両状態一覧表示 全車両の状態をID順に一覧表示する事が出来ます。 表示内容：車両毎の表示ON/OFF、車番、任意に定義された状態名、任意に定義されたエリア名、走行状態、同一車両状態での経過時間、停車時間、備考 必要なときに移動局からデータを取り寄せる車両データ収集（ポーリング） ユーザーの希望の時間、および設定された車両移動距離ごとに移動局からデータを取り寄せる（ポーリング）ことが可能。また、時間・距離を組み合わせた設定も可能にしています。 車両をクリックするだけで詳細情報を表示 地図上の車両をクリックする事によって、車両番号、車両状態、予め定義されたエリア名を表示いたします。また、この状態からポーリングをかける事が出来ます。 地図縮尺の任意設定 地図の縮尺は、最大1/6250のスケールまで任意に拡大する事が出来ます。また、地図をドラッグすると地図がスクロールされます。 エリア拡大図 メニューのエリア拡大を使えば、予め定義しておいた表示範囲エリアをワンタッチで拡大する事ができます。 最大100件の地点登録と最大40件のエリア登録 事業所や営業所の位置、または顧客の位置等を最大100件地図画面上に登録する事ができます。また、最大40件のエリア登録を行なう事が可能です。 ★パソコン動作環境 OS：Windows95/98/NT CPU： Pentium 100MHz以上 HDD空き容量：100MB以上（4地区（都道府県単位）をインストールした場合。） メモリー：32MB以上 1システムあたり推奨車両台数20台 ※Windows95/98/NTはMicrosoft社の、PentiumはIntel社の登録商標です。