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ニュースリリース
<新製品案内>
究極の点音源を追求した卵型エンクロージャー採用の
サテライトスピーカー3Dスピーカーシステム
およびアンプ内蔵スーパーウーファーを発売
株式会社ケンウッド(社長:岡 誠、本社:東京都渋谷区)は、究極の点音源を追求、理想的な卵型エンクロージャーを採用したサテライトスピーカー+スーパーウーファーをセットにした3Dスピーカーシステムと、高効率のアンプを内蔵したスーパーウーファーの2機種を9月下旬より発売します。 |
品名 |
型番 |
税別標準価格 |
発売時期 |
当初月産台数 |
3Dスピーカーシステム |
LSF-1010 |
50,000円 |
9月下旬 |
1,000台 |
アンプ内蔵スーパーウーファー |
SW-1010 |
30,000円 |
9月下旬 |
1,000台 |
※ |
LSF-1010は、SW-1010にサテライトスピーカーを組み合わせたシステムです。 |
LSF-1010 |
★企画背景と製品の概要
オーディオが小型化する潮流の中、レイアウト方法もユーザーニーズに合わせたセッティングの自由度の高さが要求されています。サテライトスピーカーとスーパーウーファーをセットにした3Dスピーカーは、セッティングの自由度が高い一方、至近距離再生時の音場感の表現不足が課題となっていました。
弊社では、ユニットから出される音の波面に着目、スピーカーから放射される波面の形状を最適化することにより「近くで聞いても奥行き感が感じられるスピーカー」の開発に注力しました。
この度弊社より発売いたしますLSF-1010のサテライトスピーカー部は、エンクロージャーに天地方向に長い楕円形を採用することにより、波面の形状を最適化することに成功しました。エンクロージャーは内部で激しい共振を起こす完全球体に比べ、内部はもちろん外部からのショックに対しても不要な共振を起こさない卵型を採用。天地方向に緩やかな波面を形成する一方、音像定位を支配する水平方向に同心円状となる波面を実現する理想的な形状です。また、本来排除すべきグリル等の反射から発生する二次音源を積極的に活用、大きな波面を形成できるよう計算された形状を採用しています。さらに、グリルの上に張られたネットも、回析波をより理想の方向に広げられるような材質のものを選択。最新理論とテクノロジーに基づいた、そのサイズからは想像できない奥行き感と広がりを持ったスピーカーです。
一方、同時開発されたアクティブスーパーウーファーは、ほぼマイクロコンポのスピーカー1本分という超小型のキャビネットを持ちながら、新しい技術を投入することにより、充分な低域再生能力を実現しています。アンプ部には変換効率の高いD-Classアンプを新しく開発。ユニット部にはアクティブユニットの他、これまでの密閉型、バスレフ型それぞれの課題を克服するため、フィリップス社との共同開発による大振幅パッシブ・ラジエーターを採用。リニアリティが良く、非常に大きな振幅を持つ約13cmのパッシブ・ラジエーターをバスレフ型スーパーウーファーのダクト代わりに使用することにより、バスレフ型では避けて通れない風切り音の問題を解消、同時に低歪率、広帯域、大音量を実現することに成功しました。
小型化・省電力化というサテライトスピーカーのコンセプトにもマッチした、理想的なスーパーウーファーです。
さらに進化した「仮想点音源思想」に基づく3Dスピーカーシステムは、Avino VH-7との組み合わせによる「究極のフリースタイルオーディオ」としての提案を図るとともに、従来の小型サテライトスピーカーシステムでは乗り越えることのできなかった壁を打破し、単品スピーカーとして様々なシチュエーションのパーソナルユースに対応していきます。 |
★製品の特長
- クリップ式のスタンドと小型スーパーウーファーで、究極のフリーレイアウトを実現(LSF-1010)
小型サテライトスピーカーはスタンドにクリップ方式を採用。小型でありながら低域再生能力に優れたスーパーウーファーをセットにした3D構成は「高音質・省スペース」を実現、多様なニーズに合わせたフリースタイルのレイアウトを可能にしました。
- 理想的な音場を再現する卵型のサテライトスピーカー
垂直方向に緩やかな波面を作り、奥行き感の再現能力を高める一方、水平方向にはより広いサービスエリアを確保するために同心円状の波面を形成する理想的な形状を追求した結果、LSF-1010のサテライトスピーカー部エンクロージャーには卵型を採用。小型スピーカーにもっとも適した理想の形を実現しました。
- 新技術を投入したパッシブ・ラジエーターの採用により、小型高性能を実現(SW-1010)
新たに開発した大振幅を持つパッシブ・ラジエーターを採用。バスレフ型のダクト代わりに使用することにより、小型化と重低音再生を見事に両立させました。その性能は弊社SW-10の1/3の容積でありながら、充分な低域再生能力を実現しています。
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★主な定格
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LSF-1010サテライトスピーカー部 |
SW-1010 (LSF-1010スーパーウーファー部共通) |
●使用スピーカー:50mmフルレンジユニット
●推奨アンプ:20W以下
●インピーダンス:6Ω
●最大外形寸法:114(W)×288(H)×114(D)mm
●質量:650g(1本) |
●使用スピーカー:100mmウーファーユニット×1
125mmパッシブ・ラジエーター×1
●実用最大出力:50W(EIAJ)
●定格出力(電取法に基づく):95W
●最大外形寸法:160(W)×270(H)×270(D)mm
●質量:4kg(1本) |
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本件に関するお問い合わせ先 |
お客様窓口: |
ケンウッドカスタマーサポートセンター (東京) |
TEL:03(3477)5335 |
ケンウッドカスタマーサポートセンター (大阪) |
TEL:06(6394)8085 |
報道・出版窓口: |
ケンウッド広報室 山田 |
TEL:03(5457)7120
FAX:03(5457)7110
E-mail: pr.qa@pr.kenwood.co.jp |
Updated 1999/06/03 (C) 2001 KENWOOD Corporation