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ニュースリリース
<暗号ビジネス>
米・欧・アジアの海外関連子会社と
暗号化Eメールの通信網を構築。
暗号システム:D-RANS KENWOOD Ver3.0(E)を使用。
暗号の拡販に拍車。
ケンウッド(社長:岡誠, 本社:東京都渋谷区)は、 このほど米国、欧州、アジアの主要海外現地法人との間の通信手段においてEメールの暗号化を行いましたのでお知らせします。 |
- 暗号化Eメール通信網について
今般、ケンウッドの国内主要拠点である、本社(東京渋谷区)、八王子事業所(東京八王子)と主要な海外の関連子会社である、米国のケンウッドアメリカ社、オランダの欧州統括法人ケンウッドヨーロッパ社、ドイツ販社、英国販社、シンガポールおよびマレーシアの生産子会社との間で、企業機密情報についてEメールによる交信時に暗号化する機能を付加した通信網を構築しました。
暗号ソフトは、ケンウッドがローレルインテリジェントシステムズと共同開発し、販売している「D-RANS KENWOOD暗号システム」を採用しています
加えて、ケンウッドの物流子会社であるケンウッドロジスティクス(東京八王子)とシンガポールの同社現地法人との間も同様に構築するなど、ケンウッドグループとしてさらなる展開も計画しています。
また、これを機に本暗号ソフトの拡販に向け、関連市場へのアプローチを進めていきます。
- Eメール暗号化の背景
インターネットの急速な普及で、インターネット・Eメールでの情報交換が再加工の容易さ、即時性などで多用されつつあります。一方、Eメールはその構造上、交信内容が第三者に見られたり、コピーされたり、悪意で改ざんされる恐れもあります。そのため機密性の高い情報はEメールを使わずにわざわざ郵送やファックスを利用したりしており、暗号化Eメールはこれらに対処する事を目的としています。
ケンウッドでは経営、人事、経理、販売、新製品、開発、製造などに関する企業機密情報をEメールで交信する際に双方のパソコンに暗号ソフトをインストールし、特定のICカードを持った社員間のみ交信できるようにしています。
また、暗号Eメールを多用することで、特に欧州、アジアとの交信では、双方の暗号化パソコン各一台/1回線あたり、ファックスに比べ年間数十万円の通信費節減が期待されます。
さらにパソコン内やサーバの情報を暗号化することで、パソコン自体のセキュリティが確保されます。
- (参考)採用の暗号ソフトウエア概要
「D-RANS KENWOOD Ver3.0(E)」暗号システム、和文および英文版
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本件に関するお問い合わせ先 |
ケンウッド 事業開発部 |
TEL:03-5457-7027
FAX:03-5457-7040 |
Updated 1999/04/07 (C) 2001 KENWOOD Corporation