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ニュースリリース
<お知らせ>
国産暗号システムを組み入れた
特許業務統合処理システムを開発販売開始
ケンウッド、コスモテック特許情報システム(以下略称コスモテック社)、ローレルインテリジェントシステムズ(同ローレル社)の三社は共同で、このほどコスモテック社が販売する特許業務統合処理システムに暗号システムを組み入れたシステムを開発・販売することとなりましたのでお知らせします。 |
- 特許業務統合処理システムと暗号システムについて
かねてより特許庁で推進しているペーパーレス化の一環として、コスモテック社が開発・販売している特許業務統合処理システムと暗号システムを組み合わせ、各種特許情報の機密性を高めるようにしたもので、導入される暗号はローレル社とケンウッドにより共同開発された純国産の暗号システムです。
具体的には発明者、企業、弁理士、特許事務所間のEメール通信などのやりとりにおいて、機密データである発明、特許資料、開発図面、技術情報等を暗号化し、セキュリティ通信を可能とするものです。これは国内だけでなく海外の特許申請等も考慮し国際間にも使用します。
あわせて、各自使用のパソコン内のデータを暗号化することで、事務所内でのセキュリティの確保もできます。
また国内外の交信にEメールを使用した場合、ファックスと比較し約70%程度経費を節減できることも注目点です。
今後、企業用の特許業務統合処理システムについても暗号化を図るべく開発を進める計画です。
- 今回の開発・販売の背景
資源の乏しい日本では、「発明」は大きな財産として重要視されています。すでに特許庁に対しては電子出願が行われていますが、インターネットの急速な普及で、それ以外の特許情報についてもEメールでの情報交換が期待されています。
Eメールとの情報交換は、文字情報、図面、写真などを含み、受信側での再加工ができるため特許申請の事前のやりとりで大変便利ですが、その一方、構造上交信内容が第三者に見られたり、悪意で改ざんされる恐れもあります。暗号化したEメールはこれらに対処することを目的としています。
既存の特許事務所用に加えて、企業向けのシステムではデータベース自体や出願情報を長期に保管する包袋管理用システムにも暗号化開発をする計画です。
- ご相談実演会の開催
今回のシステムを中心にした実演会を、上記三社主催、日本弁理士協同組合協賛のもと、企業と特許事務所を対象に開催(無料)します。
- 主な内容:2000年問題と電子メールのセキュリティ・暗号化の実際、特許業務統合処理システム「PAT-DATA2000」の紹介実演ほか
- 期 間:4月7日(水)〜10日(土)
- 場 所:港区虎ノ門19森ビル4F特設会場
- 導入した暗号ソフトウエア概要
「D-RANS KENWOOD Ver3.0」暗号システム
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本件に関するお問い合わせ先 |
コスモテック特許情報システム |
TEL:03-3539-7311
FAX:03-3539-7316 |
ローレルインテリジェントシステムズ |
TEL:045-901-4311
FAX:045-901-4317 |
ケンウッド 広報室 |
TEL:03-5457-7120
FAX:03-5457-7110 |
Updated 1999/04/05 (C) 2001 KENWOOD Corporation